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里山つなぎ隊3月 「希少植物の株数調査&水辺と斜面への植林作業」

今年度の里山つなぎ隊は今までとは少しテイストを変えて実施しています。

生物多様性の保全に向けて私たちが取り組める自然再生活動を毎回違う視点から関わっていきます。


第6回目となる今回は『県指定希少植物の株数調査&水辺と斜面への植林作業』を実施しました。

今回は『県指定希少植物の株数調査』という事で、前回2月に手入れをした森に 県指定希少植物が咲き始め株数調査をするという事でお手伝いさせていただきました。

希少な植物という事で心無い人たちが 10 数株持って行ってしまったと辛そうにお話されていました。

それでも去年より 10 数株多く確認できたという事で、保護している方々の涙ぐましい苦労が報われた結果となったのではないかと思います。



午後は知り合いから譲っていただいたイロハモミジとオニグルミとカツラをアズマネザサの繁茂で地盤が緩み、崩れそうになっている斜面と水辺の周りに植樹しました。

数年後に成長した樹木の下が木陰となり、その環境に適した生き物や植物が生活できる場所になればと思います。


足元に注意を払いながら一つ一つの植物を確認し、対象の植物を見つけてはその場所にしるしをつけていきます。

株数調査には欠かせないこの作業がとても大変なのです。

足元の不安定さはもちろんの事、足の踏む場所を常に気をつけながら進むのです。

そして中には花が既に散ってしまっているものもあり、それを判定するのは非常に難しい。


この苦労はやってみなければわかりませんね。

よき経験となりました。




昼食後は水辺の近くとアズマネザサが繁茂してしまっている斜面に広葉樹を植樹しました。


水辺の近くにはカツラとオニグルミを植え、斜面にはイロハモミジを植えることに。

アズマネザサが生えすぎたせいで土が瘦せてしまい、大雨で崩れそうになってしまった斜面にイロハモミジを植えることで土壌が復活し、この場所に新たな生き物たちが増え、生物多様性が高い環境になればと思います。




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