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富士山・ウォーターズジャーニー

富士山の周りは、滝、川、湖と、豊かな水に恵まれています。

一体その水はどこからやってきて、どこへ流れていくのでしょうか?

湧水流れる川~富士山6合目~滝と、水の旅路を辿りながらその謎に迫る活動を行いました。


まずはみんな集まっての昼食。

食事を作っていただくホールアース農場の方に野菜についての紹介をしてもらいました。


昼食を食べたら一緒に泊まる仲間とテント決め。

荷物をテントにしまったら、早速、富士山の湧水流れる芝川での水遊びへ!

富士山の湧水が流れているだけあって、透明度が高くてキレイ。

でも、入ってみると水温が低くてびっくり。

「行くぞー」と何度もターザンロープを使って飛び込む子や、

「○回できた!」と水切りをする子など、それぞれに楽しんでいる様子でした。

体が冷えたら、ドラム缶風呂へ。

「あったか~い!」


着替えを終えると自由時間。

「おにごっこやろー!」「だるまさんがころんだがいい!」と全員が集まって、広場で遊びました。

川遊びで汗が引いていましたが、広場で遊んでまた汗びっしょりに。


たくさん遊んでおなかが空いたら、夕食の時間。

ホールアース農場のお野菜たっぷりの肉巻きロールや、煮びたしなど、おかわりをしている子もいました。


夕食を食べ終わるころには、辺りが暗くなってきました。

そこで、夜の生きもの探検に出発。

「いたー!」

キャンプ場内の昆虫たちが集まるという木を揺らしてみると、クワガタを発見!

そして、先ほどおにごっこ等をして遊んだ広場へ行ってみると、光を点滅させながら舞っている昆虫が。

「初めて見た!」幻想的なホタルの姿を見ることが出来ました。


2日目。

まずは動物のお世話からスタート。

犬のサトの世話をする組と、ヤギのチャイ&ニワトリの世話をする組に分かれて行いました。


動物のお世話を終えると、ホールアース内にあるブルーベリーを摘み採って食べてみることに。

「甘い!」「これはちょっと酸っぱいかも」


そしてこの日のメインとなる、宝永火口トレッキングへ出発。

スタート地点は標高2,400mの富士宮口五合目。

五合目から樹林帯を抜けて登っていくと、約300年前の宝永の大噴火によってできた大きな火口が見えてきました。

一斉に火口を見た子たちは「わぁ!大きい!」と驚いている様子でした。


火口の縁にある馬の背は中々の急斜面。

「まだ~」と言いながらも、一歩ずつ歩を進め、宝永第一火口の中に到着。


ここでお弁当。

「ここで食べると本当においしい!」とほおばっていました。


休憩を終え、富士宮口六合目方面へ。

六合目辺りにも噴火口があり、周囲に落ちている石を観察してみることに。


この石はすべて噴火によって富士山のお腹から出てきた溶岩。

よく見てみると、小さな穴がたくさん空いていることがわかります。

この溶岩だらけの富士山では雨が降ると、溶岩の穴に雨水がしみ込むため、富士山には川がないことを聞きました。

「では、雨水はどこに行ってしまうんだろう?」そんな疑問を持ちながら、下山しました。


ホールアース自然学校へ戻ると、翌日の魚釣りに使う釣り竿を作るため、竹を伐りました。

「これがいいかな?」「なかなか伐れないな」のこぎりの扱いに慣れていない子もいたようですが、一人一人が竹を伐り出しました。


続いて夕方の動物のお世話。

朝とは担当を変えて取り組みました。

そしてすべてのお世話を終えると、日直のスタッフに動物たちの様子を報告しました。

家畜動物もホールアースの大事な一員。

報告されたことは全国にいるホールアース自然学校のスタッフへも伝えられました。


夕食までの自由時間には、前日に川遊びをした川の川辺でサワガニ探しへ。

石をひっくり返して、たくさんのサワガニを見つけることが出来ました。


そして見つけたサワガニはスタッフがすぐに素揚げ。

夕食の一品として出されました。

「小さいけど、カニの味がしっかりする!」と何回もサワガニの素揚げをおかわりしている子も。


夕食後には、地域にあるお寺へ。

このお寺には信長公の首塚があります。

供養のための御札(スタッフによる設定)をもって、一人ずつライトを持たずに境内を歩いて御札を奉納しました。


ホールアース自然学校へ戻って入浴などを済ませると、釣り竿作りの続き。

釣り糸と針などを結んで、仕掛けを作ります。

「んー難しい」細くて透明な釣り糸を結ぶのはとても大変そうでした。


3日目。

この日も動物のお世話から。

慣れた様子で協力しながら取り組んでいました。


朝食を食べた後には、お昼に食べるおにぎりを作りました。

「俺大きいのにしようかな」


そして昨日の富士山に降った雨水の行方を探しに。

富士山の湧水の川へ行き、まずは網をそれぞれに持ち、「ガサガサ」をして水生生物から水質を調べてみることに。

何度かチャレンジしてみると、カジカやヤマトビケラ類、サワガニといったきれいな水に住むとされる生物を発見することが出来ました。


「ガサガサ」を行いながら、上流へ歩いていくと、奥に滝が見えてきました。

滝のそばの岩の切れ目などからは、水が湧き出ています。

「たくさん出てるね」

富士山の中で、長い時間をかけて磨かれてきた水が、至るところから湧き出す様子に、その偉大さを感じているようでした。


また滝のそばには、湧水を飲めるポイントもあり、湧水を味わいました。


続いて、このきれいで豊富な水を利用してニジマスを養殖している養鱒場へ。

前日に自分で作った竹の釣り竿を使って、ニジマス釣りをしました。

エサをつけ、いざ釣りに挑戦。

「あっ、エサだけ食べられた」「いま釣りかけたのに!」

魚との知恵比べはなかなか難しい様子。


「やっと釣れた~」

何度もチャレンジして最終的には一匹ずつ釣り上げることが出来ました。


この日の夕食のご飯は自分たちで火を起こして飯盒炊さんして炊くことに。

まずは飯盒の使い方や、火の起こし方をスタッフから教わりました。


そして自分たちで釣ったニジマスも塩焼きにするため、串にさしました。


それぞれのグループに分かれて、飯盒炊さん。

「これで3合だよね?」


「せーの、ふ~~~!」


出来上がり~!

それぞれが飯盒で炊いたご飯に、自分たちで釣ったニジマスなど豪勢な夕食となりました。

「骨まで食べられるよ!」ニジマスの頭からすべてを食べる子もいました。


そして、この日はみんなで過ごす最後の夜。

みんなで火を囲んで、楽しいひと時を過ごそうとキャンプファイヤーを行いました。

スタッフが考えた歌や踊りを行いました。

最後には、焚き火でマシュマロを焼いていただきました。


4日目、最終日。

まずは動物のお世話。

それぞれが担当したい動物のお世話を行いました。

スタッフが指示をしなくても「次はこれだね」と次々に行っていました。


朝食後には、自分たちが使ったテントの片づけを行いました。

「こっち外すよー」「いいよー」声を掛け合いながら片づけていました。


片付けを終えると最後の自由時間。

川へ行ってサワガニを探したり、水切りをしたり、ダムづくりをしたりする子。

スタッフとともに昼食の準備をする子。


最後の自由時間をそれぞれに楽しんでいたようです。


最後にはふりかえり・お別れ会を行いました。

水の旅路を辿って、その謎を解くことが出来たかな?

ということで今回の活動は終わり。


みんな、またね~!


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今回のキャンプの実施概要はこちら


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