5月「木の恵み」
森で感じる木々の生命力、瑞々しさ。
庭木、街路樹、遠くの山々―。
私たちが意識しようとしまいと、日常の中で木々を見ないことはないだろう。
机、紙、水―。
森からの恵みを享受しない日も、ないだろう。
触れると感じるぬくもり、安らぎをくれる香り。
数えきれないくらいもらっているものがある一方で、その存在は当たり前すぎて、そこに思いをはせることはなかなかない。
今回は、木々に触れながら、様々な場所で生きる木々が、私たちの元へやってくるまでの物語を追います。
まず1日目は富士山麓の森で、木を伐り出し、運ぶという一連の作業を体験。
整備された登山道とは違い、道がない場所を歩きます。
“いい森とは何だろう”
“なぜ木を切らないといけないのだろう”
“どんな木を切ったらいいのだろう”
今日は、いつもより森や木のことを考えてみます。
木の根元に立って、見上げてみると、木の大きさがよくわかる。
切り出す木を見極める。
もちろん、なんでもいいわけではありません。
切る木が決まったら、さぁ集中。
アナログな方法ですが、皆で交代しながらのこぎりで切っていきます。
“受け口”“追い口”を入れたら、力を合わせて引っ張ります。
幹の揺れを見ながらタイミングを見計らいます。
「...倒れる!!」
ドスン!
木が倒れていくのは一瞬。
地面に横たわるその瞬間の、体が感じる振動、音。
木々の生命力を感じます。
切り出したところから香る、ヒノキの香り。
断面の瑞々しさは、身の回りの木製品とは全く異なります。
ふと、見上げると、ぽっかり空いた穴から、空がのぞいている。
ここから光が入ることが、次につながるのです。
伐った丸太や葉っぱは持ち帰り、葉はちぎって、アロマオイルを抽出し、丸太は薄切りにして浴槽に浮かべ、ヒノキの香りを楽しみながら入浴します。
翌朝はまず、火をおこすための薪を割ります。
パカーン!と上手くいったときの快感はやみつきになります。
もしかしたら、映画などで見た割り方とは違うかもしれません。
巻き割りの後は火をおこし、朝食を作ります。
2日目のメインフィールドは、お茶畑。
お茶の木もまた、私たち日本人にとって重要な存在です。
見上げれば富士山、振り返れば駿河湾。
そんな抜群のロケーションで、お茶摘みや茶畑の整備などの作業を行います。
作業の後は、おいしいお茶を。
入れるときのお湯の温度、時間によって変わる味。
1回目よりも、2回目の方がおいしいかも?
奥深いお茶の世界へいざなわれてください。
木々と過ごす2日間。
私たちの生活が、その存在なくしては成り立たないことを思い出す。
日時
2023年5月27日(土)13:00 ~ 5月28日(日)14:00
スケジュール
5月27日(土)
13:00集合
オリエンテーション
昼食(各自持参)
ヒノキをみんなで協力して切る
搬出作業
夕飯作り
ヒノキのアロマ
テント泊または山小屋風のロッジ泊
5月28日(日)
起床・焚き火・朝食作り
お茶畑で作業
昼食
ふりかえりの時間
参加人数
8名まで
対象
20歳以上の健康な方
宿泊
1人用テント(こちらでご用意します)
料金
30,000円(税込)
※1日目の夕食、2日目の朝食・昼食代含む
お支払い方法
現地でのお支払い(現金またはPayPay)
クレジットカード決済 ※事前のみ
場所
ホールアース自然学校(静岡県富士宮市下柚野165)
※送迎希望の場合 9:45新富士駅または10:41西富士宮駅に集合
持ち物
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動きやすい長袖・長ズボン
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動きやすい靴
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1日目の昼食
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タオル
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洗面用具
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防寒着
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寝袋(レンタルあり※別料金)
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その他、詳細はお申し込み後にお知らせいたします。
担当スタッフ
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